すべてスパイクアローで挑む!

大会に持ち込んだロッドはすべてSPIKE ARROW。収納はプライムエリア"TACKLE STORAGE PA-01"を使用しシステマテックなスタイルに対応。

トラキンエキスパート柿田川FS戦でウイニングロッドとなったスパイクアロー。4本迄というタックル制限のルールの中、私が選択したのは4本全てスパイクアローでした。何故そのセッティングを私が選択したのか、そしてスパイクアローとはどんなロッドなのかを説明させて頂きます。

まずスパイクアローの最大の特徴であるバリアス3ピースデザインの特長とは?スパイクアローを使用して頂いてるユーザーの方々や、釣り場でお会いして私のスパイクアローをお貸しして釣りをしたアングラーの方々は、皆様一様に口を揃えてこう言います。

「投げてからリトリーブしてくる時はガチガチのハードロッドだと思ってた。でも、一匹目をフッキングしてファイトした瞬間、意外な程のしなやかさを感じた。」

これは、私がファーストプロトを使用した際の第一印象と全く同じです。誰もが一匹目とのファイトが始まった瞬間に気が付くロッドのアクション。
それこそがスパイクアローの最大の特長なのです。

エリアトーナメントではロッドに要求される性能が様々有ります。その中でも特に重要と私が考えるのは、ルアーの操作性とバレにくさの二つ。硬いロッドは風や流れといった外的要因に左右されにくく、ルアーの操作性が高く、感度に優れます。その反面、ファイト中はショック吸収性に欠け、バラしの原因とも成りかねません。柔らか過ぎるロッドはファイト中のバラしにくさは優れていますが、ルアーの操作性は悪く、喰わせるまでのルアーコントロールに難が有り、感度に劣ります。この矛盾を乗り越えるべく設計されたのが、ボウアローの開発で蓄積したノウハウを投じ、熾烈を極めるトーナメントシーンにより特化させたスパイクアローなのです。

3ピースデザインが可能にしたスパイクアローの特性

VARIOUS LENGTH 3 PIECE DESIGN

VARIOUS LENGTH 3 PIECE DESIGN:携帯性が目的でないことを表すバリアスレングス3ピース。セクションごとに長さを変え、ジョイント位置を最適化し各アイテムの狙いを獲得。

JOINT:3ピースブランクの利点の源。キャストではたわみを、ファイトではトルク感を作り出すスピゴットフェルール(インロー継ぎ)。

3ピースデザインはベリーにジョイントが無い為、ゆっくり掛かる負荷(主にファイト時)に対してはスムーズにバット部分に加重が移行し、ロッド全体でファイトを受け止めるしなやかさを発揮します。逆に瞬間的な負荷に対してはシャープさが保たれます。この特性によりキャスト〜ルアーコントロール〜バイト〜フッキング〜ファイト〜ランディングの一連の流れの中で、今までどこかを犠牲にせざるを得なかった所から、一歩進んだ設計が可能となったのです。

その結果がスパイクアローの持つ

・硬さを活かしたロングキャスト
・自由自在のレンジコントロール
・微かなバイトを感じ取れる感度
・バイトの瞬間にフックを貫通させられるパワー
・ハイスピードかつ、バラさずにランディングへと持ち込める「トルクの有る、しなやかさ」
・リリーサーを掛ける際の魚の扱いやすさ

相反した要素を高次元に集約した特性に繋がっているのです。


プラクティスから試合当日。最終的に選んだセッティングは?

試合当日。信頼のタックルに全神経を集中する。

事前のプラで柿田川FSは
・中〜大型の比率が高い
・勢いの有るバイトをして来る魚が多いものの、反転しない魚が多い
・ファイトに時間を掛けすぎると、他の魚にラインが触れることによるラインブレイクが多い
・レンジを外すと途端に反応が落ちる
・間違いなくハイスコア戦になる
という状況でした。

そして試合当日に朝から最後まで吹き続けた強風。
これらを総合的に勘案して私が選んだのがスパイクアロー4本というセッティングでした。結果は優勝という最高の形となりました。

至極のトーナメントロッド、スパイクアロー。Kガイドによるトラブルフリーや、様々なルアーへの汎用性も兼ね備えているので、トーナメンターは勿論、一歩先の釣りを目指す全てのエリアファンの方々にも、そのポテンシャルをフィールドで感じて貰えればと思います。

TROUT PROGRAM "SPIKE ARROW 50" - Spinning Model

Length(ft) / Total length(cm) Piece Closed Length Line Lure
5'0" / 153cm 3 59cm 1.5-4lb. 0.6-5.0g
Taper Power TOP Dia. BUTT Dia. Weight Price
Moderate Medium-Light 1.7mm 7mm 106g ¥38,000

 「スパイクアロー」の特徴を最大限に発揮させることができるのがショートレングスによってリストのみで取り回せる「50」。高活性で泳ぎ回るトラウトの、次の動きを計算した狙い撃ちキャスト、突進してくるバイトへの瞬間的なカウンターフッキング、あらゆる動作をハイスピードで、サイトフッキングの極限を目指すエキスパート向けカスタムモデルです。スプーンはもちろん、クランクでのサイトにも最適。さらには流水エリアでの小型ミノーのトゥイッチにまで対応する汎用性も持ち合わせたアイテムです。

TROUT PROGRAM "SPIKE ARROW 60" - Spinning Model

Length(ft) / Total length(cm) Piece Closed Length Line Lure
6'0" / 183cm 3 65cm 2-4lb. 0.9-5.6g
Taper Power TOP Dia. BUTT Dia. Weight Price
Moderate Medium-Light 2.0mm 7.9mm 111g ¥39,000

 サイトフッキングを可能にするブランク全体のトルクを持ちながら、ティップからバットまで柔軟な“たわみ”を持たせてフッキングしたトラウトのホールド感を高めたアイテムが「60」。エキスパートレベルのサイト用ロッドでありながら、ブランクの張りではなくトルクから生まれる柔軟性を伴った強さによって、バラしにくいテーパーデザインで誰もが扱いやすい仕上がりとなっています。60というレングスで適応ルアーも軽量スプーンからボスピューパまでこなせる、サイトスペシャルでありながら汎用性のあるアイテムです。

伊藤 雄大

伊藤 雄大  Yudai Ito

『Mr.精密機械』

彼のスタイルを一言で表すとすれば『緻密』。レンジの刻み方やスプーンセレクト、タックルバランスなど、すべて実践から導かれた彼の計算のもとに緻密にゲームを組み立てていく。瞬時にコンディションを見極め、小刻みに的を絞りこんでいく姿はまるで精密機械のよう。